* Teacher-Centered Approaches Structural Approaches
* Natural Approaches
* Other Humanistic Approaches

デイビッド・ポール
校長:David English House

The Questioning Approachは、従来の文法、構文中心の教授法のよい点である明確さと、最新の人間性を重視した教授法の両方を兼ね備えた新しい教授法である。 この章では、The Questioning Approachを他の教授法と比較してみる。よく分かるように、カテゴリーに分けているが、もちろん多くの教授法は、複数のカテゴリーに入る。

 

Teacher-Centered Approaches
  Teacher-centered approachは、どれも教師が教え、子供が学という教師主導型の考えに基づいている。その影響は、従来の授業のみならず、教師のあとについて繰り返したり、機械的なドリルあるいは、最も進歩的な教授法を使う教師にさえ見られる。

The Questioning Approachでは、teachという言葉は、決して使われない。教師が教えるのではなく、子供がlearn学ぶのである。授業は、教師が計画し子供は、あらかじめ予定されたターゲットへと導かれるので、ある意味では教師に主導権はない。しかしながら、最も重要なのは、これを子供がどう捕えるかである。situationalあるいは、communicative approachのあるものの中には、論理的には、生徒中心のものがあるが、実際生徒には、心理的には、生徒中心であるとは写らない。The Questioning Approachは、理論的には、主導権は大部分教師の手にあるが、生徒は一人一人自分が学んでいると感じる。
Structural Approaches
  いくつかの教授法は、一連の文法構造を学ぶ必要性を強調している。英語あるいは、生徒の母国語でその文法が分析されたり解説されるものや、帰納法的にこれらの文法を導き出すものもある。The Questioning Approachは、学習の初期の段階から帰納法的に文法を学ぶことに重点を置いているので、一見、かなり従来の文法、構文重視の教授法に基づくように見えるかもしれない。 Structural approachesとの主な違いは、新しいターゲットを発見する前にそれを発見したいという気持ちを起こさせる点にある。また、The Questioning Approachは、構文を学ぶことはそれ自体は重要視されていない。子供が、なるべく構文中心ではなく学んでいけるように、子供の自信を深め冒険心を育てる教授法である。 三つめの違いは、既習事項と新しい学習事項の関連の度合である。多くのstructural approachesでは、個々の授業で独立したターゲットを教え、それからその1つのレッスンあるいは、すべてのレッスンを一緒に復習するのがよいと考えられている。The Questioning Approachは、既習事項と新しい学習事項は、常に関連があり一緒に練習される。Finding Outは、ゲームによりそれを可能にし、クロスワードのような宿題でも、既習単語と新しい単語を一緒に勉強できるよう構成されている。
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Natural Approaches
  「英語を外国語として学ぶ授業は、子供が母国語を学ぶのと同じ状態に近付けるべきだ。」という考えが広く行き渡っている。この考えによる方法の多くは教師が子供の時、どのように母国語を学んだかを思い起こさせるので、当然ながら教師を引き付ける。 The Questioning Approachとnatural Appoachesの主な違いは、時間の使い方にある。英語を外国語として学ぶ子供には、ほとんど週に1〜2時間くらいしか勉強する時間がない。このような状況では、自然に学ぶ方法では、ほとんど進歩がない。The Questioning Approachは、時間を有効に使う。 Natural approachesが共通して持つ特徴と、The Questioning Approachとはどこが違うのかをみれば、はっきりするだろう。
1.子供は、自分で発見しなければいけない。
  多くのnatural approachesに共通する原則は、子供が自分で探検し、英語を発見しなければいけないことである。これは、The Questioning Approachの根本となる原則でもある。主な違いは、子供達がある方向に導かれるその度合である。子供には、自分が発見していると感じさせ、教師には、はっきりとした方向性を与えることが主眼となる。大切なのは、子供の感情である。学習の過程が現実みがあれば、矛盾もなく、時間がより有効に使われる。
2.言葉のinputが重要である。
  教師がだんだんと支持してきている考えは、ある適度な量の英語にさらされるほうが、言葉を発するように訓練することより大切であるというものである。これについては、多くの学者により非常に説得力ある論議が展開されてきた。しかしながら、そのどれも母国語を学習する場合あるいは、学習者が周囲に常に英語にふれることのできる環境にある場合である。

自国で、英語を外国語として、それも毎週わずかばかりの時間勉強する環境で、英語に触れるだけで十分な効果があがったという報告はない。

子供がただ英語を聞いて楽しむというのは実際大切で、Finding Outの宿題用カセットもこの点を配慮している。しかし、授業では子供は、もっと生産的な技能習得に興味を示し、力を発揮するように思える。また、子供が依頼心が強く受け身の学習者である文化においては、人に頼らない活発な学習形式を最初の段階から確立することが非常に大切である。Finding Outは、日本で開発された。日本では、依頼心の強さが問題となっており、言葉をoutputすることによりinputを強調して、子供が受け身になってそこから抜け出すのは、非常に難しい。
3.子供は、ゲームをしたり歌の中で一番よく学ぶ。
  三つめの特徴は、子供が母国語を学ぶ方法に関連しており、より多くの教師が支持してきているもので、子供は、ゲームや歌のなかで英語を経験しながら学ぶという考えである。これらを行う上で、言葉を教師がコントロールすることは、あまり重視されていない。

The Questioning Approachでもゲームをしたり、子供が実感を持って学習することは、レッスンの柱になっているが、ゲームや歌の内容をコントロールすることは、不可欠だと考えられる。英語を母国語とする人や第二母国語として学ぶ子供には、それほどコントロールされていない言葉を使ってもよいが、英語を外国語として学ぶ人々の状況には、全く適さない。もし、ゲームや歌に使われる言葉が直接テキストのターゲットに即していれば、時間を有効に使え、子供にはっきりとした方向性を与えられるだけでなく、混乱をきたすような言葉に子供をさらしたり、子供の積極性ややる気を失わせることもない。

もし、言葉の内容を重視せずに、また実際に使うことを考えず、ゲームなどが人気が優先して選ばれると危険が多い。よくあることだが、もうとっくに子供が、ターゲットとなる言葉を自分のものにしてしまっているのに、何度も教師がそれを繰り返し使ったりする。これでは言葉は機械的に使われたり、レッスンも勢いのないものとなる。

ゲームや歌は、よく生徒が行儀よくしておくよう、ごほうびとして使われる。「勉強しなさい。そうしたらあとでゲームをしますよ。」という具合である。多くの子供にとって、英語を学ぶ事は、"お勉強"で、ゲームをするのがたのしみ"になっている。上手な授業はそれ自体が"たのしみ"なのである。

子供は、まわりの世界に興味を持ち、よろこんで探検するもので、質問も好んでする。The Questioning Approachでは、教師はこの好奇心を大切にし、子供に自分の好奇心を表現する道具を与え、イライラを最小限に押さえて子供が自分で答えを発見するように工夫されている。言葉の発見は新しいおもちゃで遊ぶようなもので、楽しいゲームや歌に、基本的かつ不可欠なものである。しかしそれらは、つねに既習事項を強化するように使われる。授業の中で"お勉強"と"たのしみ"の時間は分けられることなくすべてが"たのしみ"となる。
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Other Humanistic Approaches
  ある意味で、すべての教授法は人間性を重視しているか、少なくともその要素は持っている。しかし、humanistic approachesと呼ばれるものは、一般的に学習における個人性を重視し、教師の役割は二次的あるいは、補佐的なものと考えられる。

現在あるこの種の教授法の抱える問題は、経験の少ない教師には難しすぎてとうてい手の届かぬことである。The Silent WayやCounsel-Learning Theoryを使って教師用のガイドを読むだけでは、訓練を受けていない教師はとても効果的な授業はできない。

The Questioning Approachは、それが可能である。もちろんこの教授法はいろいろなレベルに使えるが、基本的なテクニックはすぐ覚えて使うことができる。

Humanistic approachesの支持者は、伝統的な教授法は、あまりに四角四面で、生徒の真の要望に無頓着だと考えている。伝統的な教授法を重んじる教師は、しばしばhumanistic approachesは、時間を無駄に使い生徒にはっきりした方向性を与えないと考える。

The Questioning Approachは、この二つの考えを両方とも満足させる。The Questioning Approachでは、事前に授業は計画されターゲットが決められ、時間は最大限に活用される。また、生徒ははっきりした方向性を与えられる。しかし、学習は、非常に身近な現実みのあるもので、新しい言葉は生徒が実感の持てるようなやり方で導入される。また、教師の役割は補助的で、中心ではない。生徒は従来大切だと考えられているすべての文法、構文を学ぶことができる。しかも教師はhumanistic Approachesを使うので、いままでよりはるかに確実に、生徒は出会った言葉を心にとどめ、それをより自発的に使いこなせるのである。

 
  デイビッド・ポール
この記事はFinding Out 1の先生の本からです。
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